連載コラム

3月5日は3(サン)5(ゴ)の「さん（3）ご（5）」と読む語呂合わせと、
珊瑚（コーラル）が3月の誕生石であることから珊瑚の日と制定されています。
珊瑚は真珠と並んで海の二大宝石とされているのをご存知でしょうか？
実は珊瑚は古くから愛される宝石の一つでもあり、別名コーラルとも呼ばれます。
正確には岩石ではなく、炭酸カルシウムを主成分としたサンゴ虫の骨格を加工したものが珊瑚宝石として愛用されています。
つまり珊瑚宝石は動物の骨という事になり、他の宝石に比べ傷つきやすく、丁寧な扱いが必要な石になります。

【子供を守るお守り】
珊瑚の宝石言葉は、「確実な成長」「家長の威厳」「長寿」「聡明」「幸福」などです。
また、母なる海、母性を意味し、ヨーロッパでは、古くから、子供を守るお守りにされていたと言われており、
イギリス王室エリザベス2世のファーストネックレスにピンクの珊瑚が使用され、その時に誕生したアン・エリザベスも珊瑚のネックレスを身に付け、産室に入り、
英国では「繁栄」と「美」をもたらすものとして愛されている宝石になります。
また、江戸時代では珊瑚は子供に恵まれ、不妊によく効くとされていたので、母親が嫁ぐ娘に持たせていました。
現代でも妊娠、出産のお祝いとして贈ることもあるそうです。

【穏やかな気持ちにさせてくれるコーラルピンク】
珊瑚のコーラルピンクは色彩心理学では女性ホルモンを活発化させ、穏やかな母性を引き出すと言われています。
また、魔除けや厄除けのパワーがあるため、ストレスが溜まりやすい方、ネガティブな気持ちになりやすい方にはオススメの宝石です。
きっと珊瑚宝石をお守りで持っていたり、ジュエリーとして身に付けることで、母なる海から穏やかな母性が与えられ、前向きに生きる力を得ることができ、石の力で外からのストレスや悪運をはね返してくれます。

【珊瑚が与えてくれるパワー】
長い月日を重ねて作られる珊瑚。その生命力から身に付ける人に活力を与え、「子宝に恵まれる」「魔除け」の効果があるとされているんですね。
まさに母親には心強い宝石です。子育てでお悩み中の方、これから出産を控えている方も、お守りとして珊瑚を身に付けてみてはいかがでしょうか。